吹奏楽の全楽器を難易度別に紹介!初心者が手を出しやすい楽器は?

音楽

こんにちは、くるりです!

吹奏楽を始めたいけどどんな種類の楽器があるのかな、、、

初心者で吹奏楽部に入ったけど簡単な楽器が知りたい!

ということありませんか?そんなあなたに今回は、吹奏楽の楽器を難易度別に紹介していきたいと思います!

ぼくは高校の時吹奏楽部で楽器を始めました。今はホルン、トランペットを主に吹いていますが一応すべての吹奏楽の楽器に触ったことがあります。

今回は初心者が手を出しやすい(安心して吹けるようになりやすい)ことを基準に紹介していきます!どの楽器も求めるレベルに応じて難易度が変わるのは言うまでもありません。

参考程度に見ていってください!それでは行ってみよー

あくまで個人の見解になります。自分が演奏する楽器を好きになることが一番の上達への近道です。向き不向きももちろんあるので安易に難易度で選ばずに一度楽器を体験してみてから選びましょう!

吹奏楽の楽器を難易度別に紹介!

それでは吹奏楽の楽器を難易度別に紹介していきたいと思います。

繰り返しにはなりますが、今回は初心者が吹きやすいことを基準にしています!

また、楽器の難易度は相性などで一人ひとり変わってくることをご理解ください。

また、吹奏楽を始めたい方に向けて記事も書いています!ぜひ読んでみてください!

A+(難しい)

ホルン

ぼくが高校から吹奏楽で始めた楽器です。世界一難しい金管楽器としてギネス記録にも載っています。難しい理由として

  • ・音程がとにかく取りづらい
  • ・音域が広く音を外しやすい
  • ・キーが少ない

ことがあげられます。ホルンはキーが4つしかないにもかかわらず音域がとても広いため同じ指遣いで全く違う音が出ます。

これを口の形や息遣いでコントロールしなければいけないのが難しいところだと思います。

反対にホルンはその音域の広さから曲の中で様々な役割を担うことができます

また、ファンファーレで使われるような力強い音から、木管アンサンブルに溶け込むような柔らかい音まで音色を自由自在に操ることができるのも大きな魅力です。

一般に難しい楽器とされてはいますが、しっかりと練習すれば多様な音域、音色を使いこなせる魔法のような楽器でもあります。

オーボエ

こちらは世界一難しい木管楽器としてギネス記録に載っている楽器です。吹奏楽部によってはない学校もあるかもしれません。木管楽器の中では珍しいダブルリードの楽器です。

難しい理由として

  • ・音が出るまでに時間がかかる。
  • ・音程が安定しない
  • ・指遣いが難しい

ことが挙げられます。ダブルリードという特性上音が出せるようになるまで時間がかかることが多くあります。

また、音が出せても思ったタイミングで音が出しづらいことや音程をコントロールしづらいことが難しいところだと思います。

そんなオーボエの一番の魅力は唯一無二の音色にあると僕は思います。ダブルリード特有の深みのある音色は他の楽器には出せない音でとても魅力的です。

一度オーボエ協奏曲などを聞いてみることをおすすめします。この楽器を吹いてみたい!という気持ちが湧いてくると思います。

また吹く息が余りやすいことやキーが小さいことからも体が小さい人でもハンディキャップになりにくい楽器でもあります。

ファゴット

こちらもオーボエと同じダブルリードの楽器です。オーボエと比べて楽器の大きさがかなり大きく、低い音を担当することが多い楽器です。難しい点としては

  • ・キーがすごく多い
  • ・管楽器では唯一両手すべての指を使う
  • ・音程が安定しにくい

ことが挙げられます。オーボエと同じダブルリードの楽器特有の音程のコントロールの難しさがあります。

さらには、オーボエはキーを抑えて演奏するのに対してファゴットはキーだけでなく孔を抑えて演奏します。

孔は指で完全にふさがないと正しい音が出ないため演奏が難しくなりがちです。さらにはキーや孔の数が多いことも難しい理由の一つに挙げられます。

しかし、ファゴットはダブルリード特有の柔らかく優しい低音が吹ける唯一の楽器です。あるかないかでバンド全体の音色が変わってくる存在感のある音を出すことができます

さらには低音だけではなくメロディーから対旋律、和音の一部などたくさんの役割を担う楽器となっています。

A(やや難しい)

クラリネット

木管楽器と言われるとこの楽器を想像する方も多いのではないでしょうか。シングルリードという一枚の木片を震わせることで音を出す楽器です。

この楽器の難しい点は

  • ・孔をふさいで演奏すること
  • ・大きい音量を出しづらいこと
  • ・激しい指使いの曲があること

が挙げられます。

上に挙げたオーボエと違い孔をふさいで演奏する楽器です(リコーダーを想像するとわかりやすいと思います。)その影響で孔をしっかりふさぐことができないと思った音が出ないということが多いです。

小さい音のコントロールは比較的しやすいと言われていますが、大きい音を出すのが難しい楽器です。無理に大きい音を出そうとすると音が外れ高い音が出るリードミスが起きてしまいます。

吹奏楽ではオーケストラのバイオリンのような役割を担うことが多く、人数が多いことが多いです。そのため早く細かいパッセージを吹くことがあり、曲によってはそこが難しいポイントとなります。

しかし木管楽器の中では音を出すのが比較的簡単と言われています。さらには小さい音のコントロールがしやすい点も優れた点です。吹奏楽の楽器はなかなか小さい音をコントロールできる楽器が少ないので静かな場面で重宝される楽器でもあります。

そんなクラリネットの魅力の一つに圧倒的な音域の広さが挙げられると思います。木管楽器の中では断トツで音域が広く、豊かな低音からきらびやかな高音まで吹くことができます

そのためバンドの中では和音からメロディー、リズムなど様々な役割を担える万能な楽器となっています。

フルート

こちらの楽器も見たことある人が多いのではないでしょうか。楽器全体が金属でできていますが、木管楽器の仲間です。

この楽器の難しい点は

  • ・楽器が口に固定されていない
  • ・肺活量が必要
  • ・きれいな音を出しにくい

ことが挙げられます。

普通の楽器はマウスピースと呼ばれる部分を加えるか口に当てるかして楽器を支えることができますが、フルートにはそれがありません。

なので楽器の角度や下唇の位置が音を出すとき重要になってきます。そのため最初のうちは音が出しにくい楽器とされています。

また、他楽器と違い直接息を吹き込む楽器ではないので息の量をたくさん使います。また、息の音が音色に交じりやすくきれいな音で鳴らすのも難しい楽器とされています。

そんなフルートの魅力は何といってもきらびやかな高音でしょう。よく吹奏楽のバンドをケーキにたとえる人がいますが、フルートはケーキの中でも一番上のイチゴを担っています。

バンドの中で最高音を担う楽器なのでそれだけ目立ちやすい楽器であり、曲の装飾やメロディーに使われることが多い楽器です。

トロンボーン

トロンボーンはスライドと呼ばれる管を抜き差しすることで音程を調節しながら演奏する金管楽器です。

この楽器の難しい点は

  • ・スライド特有の音程のとりにくさ
  • ・スラ―などの音楽表現がしにくい

所が挙げられます。スライドで音程を変える特殊な楽器のためスライドの位置が少しでもずれると音程もずれてしまいます。さらにはタンギングと言われる技術で音を区切る必要があります。

このタンギングをしないとスライドを動かしている途中の音も入ってしまいます。しかしタンギングは音を区切る技術のため、音をつなげて吹くスラーなどの表現はトロンボーンではできなくなっています。

しかし、音をわざと途切れさせることなく音程を変えるグリッサンドという技術がありとってもかっこいい楽器です。

吹奏楽の中ではハーモニー楽器と言われており、バンド全体の和音を決める役割を担ってることが多いです。

さらにはその歯切れのいい音からファンファーレなどでトランペットと華やかな音を奏でることもあります。

スライドを手で動かすため、腕が長い人が向いているとされています。しかし、テナーバスという種類のトロンボーンを使うとキーがついており、遠いポジションの音も近いポジションで吹くことができます。

B(普通)

チューバ

吹奏楽の中で最も低い音を担う金管楽器です。

そんなチューバの難しい点は

  • ・重い
  • ・肺活量がいる

点です。吹奏楽の最低音を担う楽器で楽器自体がとても重いです(10~15kg)。また楽器の大きさと比例して使う息の量も増えていきます。

豊かで大きい低音を吹くためにはそれだけ息の量が必要になってきます。

そんなチューバの魅力的なところはなんといっても豊かな低音でしょう吹奏楽をケーキで例えるとチューバは土台のスポンジ部分を担っており無くてはならない存在です。

チューバがないと音楽全体のバランスが崩れ崩壊してしまうといってもいいほど重要な楽器となっています。

吹奏楽の楽器の中でもチューバほど低音を豊かに柔らかく出す楽器はないため唯一無二の存在となっています。

トランぺット

こちらの楽器も見たことがある人が多いのではないでしょうか。僕も演奏している楽器です。

トランペットの難しい点は

  • ・音が出しづらい
  • ・バテやすい

所が挙げられると思います。金管楽器の中でもマウスピースと呼ばれる口に当てる部分が小さく音が出しづらい楽器となっています。さらには曲の中で高音を担うことが多く唇が疲れやすいのも難しい理由の一つです。

しかし、一度音を出せるようになれば比較的演奏しやすい楽器でもあります。

そんなトランペットの魅力は何といっても華やかな高音域でしょう。吹奏楽の金管楽器の中では一番高い音域を担っています

また、その明るい音色からメロディーを担うことが多く花形の楽器とも呼ばれています。吹奏楽をやったことのある人は一度はあこがれを持つ楽器ではないでしょうか。

C(比較的優しい)

ユーフォニアム

ほぼ吹奏楽でしか使われない金管楽器です。アニメ響けユーフォニアムで一躍話題になりました。

金管楽器特有の音程の取りにくさなどの難しい点はありますが、他の金管楽器に比べて比較的優しい楽器と言われています。マウスピースの大きさはトロンボーンと同じで大きすぎず小さすぎず音も出しやすいです。

また音程もピストンで変わるのでわかりやすい楽器です。

吹奏楽の楽器の中では最も歴史が浅い楽器であり、その影響で現代的で吹きやすい楽器となっています。また楽器自体も比較的小さめのため小柄な人でも扱うことができます。

そんなユーフォニアムの魅力は柔らかい音色にあると思います。吹奏楽の中ではホルンと一緒に中音域を担う金管楽器でとても柔らかい音色が特徴です。

特にうまい奏者の音色は全てを包み込むような澄んだ優しい音色で聞き入ってしまいます。

曲の中でメロディーから伴奏、和音までなんでも担う万能楽器であり曲の中のいろいろな役割を担うことができるのも楽しい楽器です。

サックス

こちらも見たことのある人が多いのではないでしょうか。金ピカなイメージがありますが木管楽器です。難しい点としては早いパッセージを担うことがあることが挙げられます。

しかし、ユーフォニアムと同じく吹奏楽器の楽器の中でも歴史が浅い楽器なのでとても現代的で演奏しやすい楽器となっています。

まず、比較的音が出しやすく指遣いもリコーダーと同じなのでそこまで難しくありません。

この楽器の魅力は何といってもかっこよさだと思います。金色でメカニックな見た目から華やかな音色まですべてがかっこいい楽器です。

さらにはテナー、アルト、バリトンなど同じサックスでも音域ごとに楽器が変わります。

サックスだけでもアンサンブルができることも魅力の一つだと思います。

番外

コントラバス

吹奏楽唯一の弦楽器です。他の吹奏楽器とは根本的に楽器の種類が違うので番外とさせていただきました。

難しい点としては

  • ・フレットレスなので音程が取りづらいこと
  • ・他の楽器にない弓遣いがあること

が挙げられます。

コントラバスもある意味トロンボーンと同じで指の位置で音程が変わるので音程が取りづらいのが難しい点として挙げられると思います。また、吹奏楽器にはない弓という要素があるため、弓遣いなども難しい点として挙げられます。

しかし、チューバと一緒にバンドの再低音を担うとても重要な楽器です。また、他の吹奏楽器では出すことのできない弦楽器特有の音色を出すことができます。

また他の楽器にないピッチカートなどの特殊奏法があるのも一つの魅力です。

パーカッション

吹奏楽では打楽器全体をパーカッションと呼んでいます。パーカッションの人はドラムから木琴、シンバルなどいろいろな打楽器を演奏することが一般的です。

とにかくリズム感、テンポ感が命!というところが難しい点だと思います。

しかし他のパートとちがい様々な楽器を演奏できます。また、リズムを中心に演奏していくのでリズムのプロフェッショナルになることができます。

吹奏楽をケーキで例えると、パーカッションはケーキを乗せる皿なんて言われたりします。すべての楽器がパーカッションの上に乗り初めて完成するのでそれだけ重要なパートといます。

まとめ(楽器の難易度について)

以上吹奏楽部の楽器を難易度別にまとめてみました。

しかし、楽器の難易度というのはやはり一人ひとり変わってきます。

なぜなら、個人の唇や体格との相性があるからです。

一般に金管楽器は唇が厚い人、木管は唇が薄い人が向いているとされています。

(金管の中でもホルンは唇が薄い人が向いてるとされています。)

また、コントラバスやチューバといった大きな楽器はやはり体格が大きい人が向いています。そのほかにもファゴットやバリトンサックスといった楽器は手が大きい人のほうが運指に余裕ができるでしょう。

一度楽器を体験してみて自分と相性の良い楽器を探して決めるのが一番です!

吹奏楽を始めてみたい!という方は準備や不安点を解消する記事も書いています

ぜひ読んでみてください!

ここまで読んでいただきありがとうございました!おわり!

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